内縁の妻の実子2人を森に連れて行き、置き去りにしたなどとして作業員の男(44)が再逮捕されました。男は翌日未明に女の子を近くの場所に置き去りにしたとして先月、逮捕・起訴されていました。

暴行と保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは、広島県福山市手城町の現場作業員の男(44)です。

警察によりますと、男は8月5日午後10時50分ごろから午後11時50分ごろまでの間、福山市蔵王町の路上で女の子(5)の肩を手で押して倒したうえ、この女の子と、小学生で女の子の兄(11)を車から降ろして立ち去った疑いがもたれています。

警察の調べに対して男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

男は翌6日の午前1時前ごろ、近くの路上で同じ女の子を車から降ろして立ち去ったとして9月26日に逮捕され、その後、起訴されていました(10月16日付け)。目撃者が男に声をかけ、警察に通報。駆けつけた警察官が男から事情を聞くなどしていました。

2人は男の内縁の妻の実子で、男は5日深夜に男の子と女の子を置き去りにした(今回の逮捕容疑)後、2人を迎えに行き、およそ1時間後の6日未明に今度は女の子だけを連れて行き、立ち去った(前回逮捕・起訴)とみられています。

現場はハイキングコースがある森の広場近くで、2人が置き去りにされたのはいずれも数分ほどとみられています。

男は「しつけのつもりだった」「言うことを守らなかった」などと供述しているということで、警察が動機など詳しく調べています。