妻と子3人で買い物中に犯行

検察の冒頭陳述などによりますと、男は盗撮の前科が複数あり、犯行当時は前回受けた判決の執行猶予期間中でした。

男は犯行当日、妻と子供の3人でホームセンターに買い物に来ており、妻が会計をしている時に目についた女性に対し「この人の下着をみてみたい」との衝動にかられ、2台持っていたスマートフォンのうちの1台のカメラを起動してライトをつけ女性に背後から接近ー。

男の盗撮行動に気づいた女性が声を上げて助けを求め、さらに男に対しスマートフォンの操作を止めるよう求めました。しかし、男は操作をやめず、この時に動画を削除したと指摘されています。

【被告人質問より】
被告の男:
「嫁さんが支払いしようとしている時、買い忘れたものを見に行ってAさんに目がいってしまい、ムラムラしました」
弁護人:
「前科があって執行猶予中でしたよね?まずいなと思わなかったんですか?」
被告の男:
「思ってました」
「見たい衝動の方が大きくなってやってしまいました」

検察官:
「午前11時29分頃動画が削除されてますね?」
被告の男:
「…本当に心当たりがない」
検察官:
「『やめて』と言ってもスマホの操作やめなかったと女性は言っていますが?」
被告の男:
「カメラが動かなくなったんで…その時はパニックになっててあんまり覚えてない。ライトを消すのに一生懸命になってそのままいじくってました」