レバノン北部にイスラエル軍の空爆があり、21人が死亡しました。イスラム教シーア派組織ヒズボラの主要拠点から離れているとされるこの地域への攻撃は初めてだということです。
激しく破壊された車。14日、レバノン北部の町にイスラエル軍の空爆があり、レバノン保健省によりますと、21人が死亡しました。
イスラエル軍はヒズボラを標的にしているとしてレバノンへの攻撃を続けていますが、現場はヒズボラの主要な拠点から離れていてキリスト教徒が多く住む場所とされ、何を狙ったのかは分かっていません。
中東アルジャジーラは、去年のイスラエルとヒズボラの交戦開始以来、この地域への攻撃は初めてだと報じています。
一方、レバノンでは平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍がイスラエル軍の攻撃を受け、負傷者が出る事態が相次いでいますが、国連の安全保障理事会はすべての理事国の共同声明を発表し、国連軍への攻撃に「強い懸念」を表明しました。
国連安保理・議長国スイス ベリスビル国連大使
「国連安保理はすべての関係者に対し、国連レバノン暫定軍の要員と国連施設の安全を尊重するよう求めた」
こうした中、イランからの大規模ミサイル攻撃を受け、報復攻撃を明言しているイスラエルのネタニヤフ首相が、標的として軍事施設を狙う意向をアメリカのバイデン大統領に伝えたとワシントンポストが報じました。
報復攻撃は来月5日のアメリカ大統領選挙の前に行われる見通しで、“選挙に影響を与えないよう調整が行われる”との見方を伝えています。
報復攻撃をめぐっては、これまで核施設や石油施設を標的とする可能性が取りざたされてきましたが、バイデン大統領は容認しない姿勢を示してきました。
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