“中国選手でも対応難しい” 張本美和選手の成長

南波キャスター:
張本美和選手の成長について、卓球 元日本代表の加藤美優さんは「成長速度がスゴイ。パリ五輪という大舞台を経験して、中国選手に近い実力になった」とみています。

張本美和選手は、2022年3月に世界ランクが624位でしたが、2024年10月8日現在では7位となり、パリ五輪の最後の1枠も伊藤美誠選手と争い勝ち取っています。

卓球 元日本代表の加藤さんによると「特に『ストレート』の威力とスピードがどんどん上がっている。中国選手でも対応が難しい」ということです。

卓球 元日本代表 加藤美優さん:
卓球は、クロスの方が距離が長いので打ちやすいんです。張本選手はストレートという距離が短くて難しいコースに、すごく威力のあるボールを打てるので、そこが本当に素晴らしいと思います。

井上キャスター:
なぜ打てるのでしょうか。

卓球 元日本代表 加藤美優さん:
お兄さん(張本智和選手)も、もともとストレート攻撃がすごく得意なので、難しいですが、小さい頃からたくさん練習をしているからなのではないかと思います。

南波キャスター:
「クロス」と言われる対角線に打つ方が距離も長く、オーバーになりにくいところもあります。距離の短い「ストレート」は、ある意味攻める打ち方ですが、非常に精度も高くて決めやすいということです。