今年のノーベル平和賞に、被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が選ばれたことを受けて、長野県内の関係者からも喜びや決意の声が聞かれています。

今井和子さん:
「今回のことでもっと関心をもって見られる考えられる、世界できっかけになっていくのではないかと思っています」
長野市の今井和子さん(84)は、4歳の時、広島で被爆しました。受賞は、被爆者のこれまでの活動が認められたということに留まらない、意味があると語ります。
今井和子さん:
「核兵器が使われるかもしれないという気持ちは今、誰もが持っていると思うんですよ。ウクライナでも、ガザでも。それへの釘を刺してもらったっていう感じがあります。警告というか一度踏みとどまって、そのことをしっかりと考える時を与えられたという感じです」
今井さんは、悲惨な経験を伝え続ける思いを強くしています。
今井和子さん:
「二度と起こらないために伝えなくちゃいけない。励ましを与えられたということは大きいですね、引き継ぐことに対して」