府議会議員たちのもとを訪れて請願内容を説明

 7月下旬、グループは府議会議員の事務所にいました。署名をもらい、議会で賛成してもらえるよう、請願の内容を説明しに来たのです。

 (大阪維新の会 紀田馨府議)「個人的にはこのまま出しても、多くの議員の賛同は得られるんじゃないかなと」
 (現役高校教諭)「やっぱり“キャンセル料”を請求されるのはおかしくないかなというのが、この(請願の)1個目のところに入っている」
 (紀田馨府議)「主要な趣旨ですから、そう書かないと伝わらないですよ」

 不安に感じている下見の“キャンセル料”についての要望は、「はっきり書くべきだ」とアドバイスされました。

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 自民党の議員からは、「保護者の問い合わせ窓口」を府に設置してほしいという項目について、「検討の余地がある」と指摘されました。

 (自民党 鹿田松男府議)「教育委員会もかなり忙しいと思いますので、できたら学校、学校で対応してもらう」

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 政党に所属する人から無所属の人まですべての議員にあたり、指摘された点を修正した結果、ほぼ全員から署名をもらい、無事請願を提出することができました。11月の本会議で採決される見通しです。

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 (現役中学教諭)「すごくうれしいなと思っています。(でも)出して終わりではないので。請願にこめた思いとしては、『安心安全で教育的意義のある』なので、それが最後まで実現できるように、請願の言葉に無いことでも(府は)考えていただきたいなと思います」

 開幕まであと半年。万博を成功させるには、まだまだ多くの課題が残されています。