一般的なインフルエンザワクチンは、毒性のない不活化ワクチンで、ウイルスの感染する能力を失わせたものを原材料にしています。一方、鼻の中に噴霧するフルミストは生ワクチン。ウイルスや病原体を弱毒化させたものを原材料にしているため、簡単に言えば“軽くインフルエンザに感染”します。副反応として「インフルエンザ」、つまり人によっては頭痛・発熱・喉の痛み・鼻水などの症状が軽く出る可能性があるということです。
勝田教授によりますと、フルミストは鼻の粘膜に噴霧をするもので、ウイルスを初期段階でブロックするという考え方ですが、鼻の粘膜だけでウイルスをブロックしているわけではなく、その後、体全体にワクチンの効果が伝わっていくということです。効果は既存のワクチンと同等レベルと現時点では言われています。
そして、フルミストは、“人にうつる可能性”があります。ワクチン添付文書には「飛沫又は接触によりワクチンウイルスの水平伝播の可能性」とあり、フルミストを受けた本人は無症状でも、弱いながらインフルエンザウイルスが体内にいるため、本人から他者に感染する可能性があるということです。
勝田教授は、免疫が特に下がっている人が家族にいる場合は注意が必要だといいます。例えばHIV感染者・エイズ発症者・臓器提供を受けた人・妊婦・何らかの理由でステロイド投与を受けている人などが同居者にいる場合は、医師に相談をしてください。そうした同居者がいない場合は、それほど神経質にならなくてもいいということです。














