授業も部活も“異例”だらけ

授業は英語、数学など一般的な科目もありながら、かなり実践的な授業も。この日、1年生男子の松尾怜旺さんがひざを突き合わせて話していた相手は星野リゾートの星野佳路代表です。

松尾さん(1年生):
「直接問題を解決するビジネスがあるじゃないですか」
星野代表:
「社会の問題ってこと?」
松尾さん(1年生):
「そうです」
星野代表:
「社会問題をビジネスで解決しようというのは、本当は一番最初に来る目的ではないというのが僕の考え方ですね」
週1回の特別授業では、各界のトップランナーから直接“起業家精神”を教わったり、企業と提携して実際に進捗中のプロジェクトに参加したりする授業もあるんです。

校舎を「OFFICE」と呼ぶのも、社会人としての認識を育てるため。校則も一切なし。これは「自由にともなう責任や自主性」を育てるためです。部活も学生自身が企画してゼロから立ち上げます。
例えば、季節野菜やお米を作る部活「まるごとファームクラブ」も、“農具ありませんか”と呼びかけるチラシを町に貼ることから始めたといいますが、今では獲れた作物を学校給食に提供するほどに。

10月の文化祭にむけてギターを練習していたのは1年生男子のセナさん。17万円のギターを、月3000円払いの4年ローンを自分で組んで購入したといいます。

セナさん(1年生):
「他の学校って学力とか成績とかそういうの見てるじゃないすか。でも神山は自分のやりたいことを資料として提出して、僕1人として選んでくれてるのでここを選びました」














