短刀・指輪状の金属製品なども発見

今回の調査ではさまざまな発見もありました。
松浦市・文化財課 早田晴樹 副主任「指輪みたいな形をしているので指輪状と申しておりますが、実際何に使っていたのかというのは今後海外の資料ですとか成分の分析等を待たなければならない」

中国の陶磁器や短刀、指輪状の金属製品、墨で文字が書かれた板材なども見つかっています。
保存する施設の整備を

こうした世界的な発見が相次ぐ鷹島ですが、大型の船などを引き揚げた後保存処理や展示を行う施設はありません。
松浦市 友田吉泰市長「国民の皆さんにこの元寇の遺跡について注目をいただいてやはりこの大切な資料をもっともっと調査すべきだというですね、そういった応援団を増やせるように我々としてはさらに取り組まなければいけません」

今年の調査で発掘できたのは船体の一部だけで船の大きさなどは不明です。
来年以降どのような調査をしてその成果を後世に伝えていくのか注目されます。