電事連の“新たな要請”とは…
日本の原発からでた「使用済み核燃料」は、フランスで再処理をしています。
この時に発生した「高レベル放射性廃棄物」は、すでに六ケ所村の施設へ返還されていますが、「低レベル放射性廃棄物」は今後、返還される予定です。

電事連は、この「低レベル放射性廃棄物」を「高レベル放射性廃棄物」に交換したうえで、六ケ所村で受け入れることを要請しました。
その理由にあげているのは、放射性廃棄物の返還期限2033年の遵守です。
「低レベル」の場合は約1800本と数が多いことなどから、返還が終わらない見込みのため、放射線の影響が同じとされる「高レベル放射性廃棄物」約20本に交換して返還する計画です。

この構想を宮下知事は「理解できませんし、協力できません」と拒否する考えを伝えました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「六ケ所の受け入れ施設がない状況の中で受け入れて欲しいと言われても、中々それは難しいと。門の中に入ってきましたが門前払いだということだと思います」

電気事業連合会 佐々木敏春 副会長
「長い時間をかけていろんな選択肢を検討してきたが、返還期限を遵守する意味では必要な選択肢。引き続き丁寧に説明していきたい」
