チームワークの良さに「いいドラマになる」と実感

――クレーンゲームにも集中力や諦めない気持ちが大事とのことですが、古川さんご自身にそういった経験はありますか?

僕の原動力となっているのは、高校時代の出来事から。僕の出身高校は全国高等学校駅伝競走大会で最多優勝している強豪高校なのですが、体育の授業や学校行事で走ることが多くて。例えば体育の授業前に4キロを走った後、準備運動してサッカーをするほか、学年対抗駅伝大会もありました。その中で同学年で行う駅伝大会の時は同級生に負けたくないという気持ちになるんです。個人で頑張るとともに、タスキを渡す仲間を励ましたり、一緒に練習したりするチームワークがすごく大事で楽しかったんです。みんなと一緒に一つのことを楽しむ、頑張ることの大切さは、今回のドラマの撮影に立ち会わせていただいた時にも感じました。誰かが大変な状況になっていたら、声をかけて励ます。そんな皆さんの姿を見て、すごくチームワークがいいなと思いましたし、個人的にいいドラマになるなと実感しました。

「セリフ通りに物理的に考えて景品を動かすことは簡単ではありません」と話す古川氏。自分のなかで、狙った景品を取るイメージをすることを始めとするコツを語りながらも、「諦めないで挑戦してほしい」という言葉も口にしていた。仕事も遊びも、どんな物事だって、諦めずにがんばって食らいついていけば、道は開けるということなのだろう。