9月28日におよそ2か月ぶりに石川県輪島市を訪れた兼沢さんは、大雨被害の大きさとともに1月の地震からの復旧の遅れを感じたと話します。

(兼沢幸男さん)
「街は崩れたガレキとかつぶれたお家がほとんどそのまんま地震でつぶれてそのまんまの状態。2か月間ほぼ動きがないところばっかり目について」

そんな中、120人ほどが暮らす輪島市町野町の曽々木地区に入り、全国から駆け付けたボランティアととともに住宅に流れ込んだ土砂や泥を取り除く作業を行いました。

1月の地震で全壊し新築で再建する途中だったという家の床下に溜まった泥は厚さ30センチに及んでいました。

兼沢さんは能登の被災地に通う中で、現地で活動するボランティアが圧倒的に足りていない状況を目の当たりにしてきました。