▼「魅力的だと思う」は、観光や仕事で行きたい場所?
ところで、この調査では、回答者の現住地以外の都道府県をランダムに表示し回答を得ているとのことですが、順位算出に使っていない設問の一つに評価対象の都道府県が「魅力的だと思う」というものがあります。
大東建託によりますと、この「魅力的だと思う」という設問では、その対象を明示しておらず、何を魅力的だと考えて回答するかは回答者に任されている一方、「観光に訪れたい」「仕事で訪れたい」という設問との相関が高く、他の設問と組み合わせると、「観光・仕事で行きたい」という設問の評価が上乗せされることになるため、このランキングでは除外しているとのことです。
一方、この“魅力”に特化したランキングを毎年公開しているのが、ブランド総合研究所の「地域ブランド調査・都道府県魅力度ランキング」。
このランキングをめぐり、過去、群馬県の山本一太知事が反論。
群馬県は、2022年9月に『「都道府県魅力度ランキング」検証報告書』と題した資料を公開するなど、そのランキングの正当性に真っ向から反論しました。
ブランド総合研究所の“魅力度”とは、「どの程度魅力的に思うか」の質問に対して5段階で回答してもらい、そのうち「とても魅力的」や「やや魅力的」と、「魅力的」と回答した回答者割合のみを反映したものとのことです。
※魅力度=100点×「とても魅力的」回答者割合+50点×「やや魅力的」回答者割合
そして、ブランド総合研究所の「地域ブランド調査・都道府県魅力度ランキング」は10月13日に公表され、1位は北海道、2位京都府、3位沖縄県となりました。
また、昨年最下位だった茨城県は45位となり、今年の最下位・47位は佐賀県となりました。
この記事では、
▼大東建託版「街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」
▼ブランド総合研究所版「地域ブランド調査・都道府県魅力度ランキング」
の2つの都道府県別・魅力度ランキングを掲載しています。