横浜市鶴見区で開催された「多文化共生フィールドワーク」
京浜工業地帯の一角、横浜市鶴見区は、戦前から、朝鮮半島や沖縄から来た人たちが大勢暮らしてきた地域です。
そして、1980年代以降、ブラジル、ボリビアといった南米からの移住者が増えましたが、その多くは沖縄がルーツの人たちです。
9月28日(土)、鶴見駅の南側、工業地帯の近くの街で、「かながわ国際交流財団」主催の「多文化共生フィールドワーク」が行われました。

集合場所は、鶴見区仲通の「鶴見沖縄県人会館」。
22人の参加者はまず、横浜鶴見沖縄県人会の並里典仁副会長の講義を聞きました。
講義では、戦前から鶴見にある沖縄出身者のコミュニティの歴史や年中行事、例えば、秋の「ウチナー祭」についての説明がありました。
「ウチナー祭」ではエイサーや三線の演奏、沖縄舞踊でにぎわい、沖縄料理や沖縄ルーツの南米の料理の出店もあるということです。
また、沖縄角力大会が毎年開かれていること等も講義では話題に上りました。
県人会の現在の青年部長はボリビア出身です。
