イランがイスラエルに180発以上の弾道ミサイルを撃った、など連日報道されている中東情勢。ただ、実情がよくわからないという人もいるのではないでしょうか?「遠い国のこと」と思うかもしれませんが、日本も無関係ではなさそうで、今後影響が増す可能性もあります。今、中東で何が起こっているのか、JNN前中東支局長・須賀川拓記者などへの取材をもとに情報をまとめました。
それぞれの「国」や「組織」の関係を簡単にまとめると…

まず、今の中東情勢を理解する上で欠かせない主要な国はイスラエル・イラン・レバノンです。イスラエルとイランは長らく対立の状況にあります。理由の一つは、イスラエルにイスラム教徒の聖地・エルサレムがあることです。イランは正式名称がイラン・イスラム共和国であることからもわかるようにイスラム国家です。
つまり、イランから見ると“イスラエルはイスラム教徒の大切な聖地を占領している”、“これは許せない”ということで、イランの首都・テヘランでは「イスラエルに死を」と叫びながらデモ行進する様子が世界的に報道されています。
そして、レバノンに拠点を置くヒズボラという組織があります。イランは今はヒズボラを支援しているため、イスラエルとヒズボラも対立状況にあります。ヒズボラと言えば武装組織のイメージが強いですが、実はレバノンに深い関係がある組織でもあります。レバノンにはヒズボラの議員や大臣がいて、国民の公共サービスに関わるメンバーもいるため、ヒズボラのメンバー全員が戦闘員というわけではありません。
イランはヒズボラのほか、パレスチナ自治区のガザ地区を拠点に活動しているイスラム組織ハマス、イエメンのフーシ派を支援していて、国ではなくそれぞれの組織を使ってイスラエルと対立してきたと言えます。














