「ヒズボラはハマスとは訳が違う」イランは堪忍袋の緒が切れた?

 パレスチナやイスラエルなどを取材してきた前JNN中東支局長・須賀川拓記者は「今回起きていることは非常にインパクトが大きい」と話します。

 須賀川記者によりますと、イスラエルからヒズボラへの攻撃は、ハマスへの攻撃とは訳が違うということです。ハマスよりヒズボラの方が圧倒的に兵力が大きい上に、ハマスの拠点ガザ地区はイスラエルにとって“庭”のような場所ですが、ヒズボラへの攻撃となると攻撃方法や作戦も大きく変わってくるからです。

 さらに、イランが出てきました。イランからイスラエルへの攻撃は4月にもありましたが、この時はドローンや巡航ミサイルなど比較的対応しやすい攻撃だったと言われています。しかし今回は威力もスピードも桁違いの弾道ミサイルを180発以上撃っていて、イランの“本気度”がうかがえるということです。

 中東を舞台に、世界の構図はどうなっているのか。現在はイスラエルの後ろにアメリカがいます。大統領選挙でトランプ氏が返り咲いた場合、トランプ氏は現時点では「イスラエルを全面支援する」と話しています。そしてイランはロシアや北朝鮮と一つのグループを築いています。

 その上で、須賀川記者は「ロシアや北朝鮮といった日本の周辺国が何らかの形で加担する可能性も出てくる。そうなると安全保障を考える上では『遠い戦争』ではない」と話します。