“首切りの風習”説 「ナスカの地上絵」関連遺跡からは頭部のミイラ

ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」

また子供心に不気味だったのが、ミイラです。当時は上層階のあまり人が多くないところに、3つの干し首と共にガラスケースに収められて展示されていました。衣類は着けておらず、局部にテープが貼られていたことを覚えています。現在、このミイラと干し首は常設展示されていないようですが、謎めいていて不思議な魅力を持っていました。

ナスカのピラミッド遺跡から見つかった人の頭部のミイラ

長じてから、番組制作を通じて各地のミイラを見ることになります。南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」では、関連するピラミッド状の遺跡から出土した人の頭部のミイラを番組で撮影しました。

人の首をもった人物が描かれている地上絵

地上絵の中には首をもった人物を描いたものもあって、ナスカの人々は首切りの風習をもっていたのでは…という最新の説を紹介するためです。