■消防が到着 しかしパトカーは発見できず


26日午前0時33分頃、消防が現場に到着する。

付近で助けを求める一般の人の救助が始まった。



この時、ライトをつけて付近を捜したものの、パトカーは見つからなかった。

道路のすぐ隣で、逆さまになっていたとみられるが、当時はそれが確認できないほどの状況だったのだろう。

近くでは、流された車3台が見つかり、その車にいた人たちが救助され始めた。



26日午前5時37分。

一般の車のボンネットの上で手を振っていた男性が救助される。

この男性の救助で、このあたりで助けが必要となっていた一般の人は全員、助け出された。

しかし、佐藤警部と玉谷警部補の姿は見つからなかった。

■「業務は最後までやり抜く人」「非常にまじめ、リーダー的存在」

県警は、佐藤警部の人となりについて「責任感が強く、正義感も強い。業務は最後までやり抜く人」と話した。

上司からも信頼が厚く、仕事ぶりは県下でもトップクラスだったという。

玉谷警部補については「非常にまじめ」「職場の同僚の中ではリーダー的存在」と話した。



警察がたびたび使うことばに「県民の安心と安全を守る」というものがある。

2人にはそれが染みついていたのかもしれない。

※画像は9月17日の警察葬取材より