2021年に静岡県熱海市で発生した土石流災害で流されてしまった市道が復旧し、2024年10月1日から仮開通となりました。

1日、仮開通したのは熱海市伊豆山にある市道岸谷2号線です。市道岸谷2号線は、3年前の土石流で大きな被害を出した逢初川の中流部に位置し、被災者から早期復旧が求められていました。

1日午前8時半、熱海市職員が看板やバリケードを撤去し、仮開通となりました。旧警戒区域内では初となる道路の復旧を近隣住民らが待ち望んでいました。

<近隣住民>
「助かりますよ。下まで降りていかなくてはならないし、バス停まで行けないし、そこを回っていけるから、それだけでも全然違う。長い長い3年3か月でした。これを機に、皆さんこの道路を使ってどこにでも出かけられるじゃん」

<熱海市都市整備課 渋谷義男専門監(復興担当)>
「早く一つでも多く普及復興を進めてほしいという要望が、地域の皆さまはじめ強く要望がありましたので、我々としても1日も早く何かひとつでも成し遂げたい」

熱海市は2026年度末には、道路河川の復旧完了を目指しています。