わずか10分で… 一人前のドレッサーになるまでには1年

午後1時24分、のぞみが東京駅に到着。その後、折り返し運転で新大阪方面へ向かいます。

次の乗客が乗り込むまで、「ドレッサー」に許された作業時間は、わずか10分。
乗客を見送り、乗り込みます。

1つの車両を2人で担当。作業は、掃き掃除やゴミ袋の入れ替えなど。そして、あっという間にホームへ。

新幹線のダイヤを支える、プロフェッショナルです。

(新幹線メンテナンス東海 廣瀬明奈さん)
「新幹線の本数が増えると、駅に止まっている時間が短くなる。その分 作業時間は短くなるが、品質を落とさず提供できるよう努めている」

作業に許された時間は、当初は15分でした。それが、現在は10分。より一層の手際の良さが求められています。

一人前の「ドレッサー」になるまで、1年かかると言われています。「達人の技」とはいったい…

客が降りた後の車両を特別に再現し、清掃・整備の様子を見せてもらうことに。