孤立状態の中 ろうそくの炎が頼り
取材を進めていると土砂の片付けをしている住人に会いました。丹保大昭さんです。

「中入ってもいいですか」

丹保大昭さん「ここくらいまで水が来て、裏から(2階に)登ったんですけど、携帯も財布も何も持たず、体だけで逃げましたから」

発災当初から停電が続き不安な夜を過ごしていたといいます。

丹保大昭さん「ろうそくです、ろうそく立てて寝てるんです」

名舟町は私たちが取材する前日まで孤立状態となっていましたが携帯電話も使えなくなり情報が途絶えると孤立したかどうかもわからなかったといいます。

丹保大昭さん「車のラジオでちょっと聞いたり、完全孤立って言われた」