2024年10月末は「Wアノマリー」!?

――17勝6敗でもすごいと思うが、そう思うと先ほどの解散総選挙前後での17回、17勝というのはかなりすごいデータになる。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏:
「10月に解散して11月に総選挙か?」と言われているが、もしその通りになれば今のハロウィン効果と選挙効果が重なる。そうなったら面白いかもしれない。

――「Wアノマリー」で期待値も高まる。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏:
それも全てが石破新総理大臣の差配次第。

――――最後に投資のプロから相場の格言。「砂(いさご)長じて巌(いわお)となる。」

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏:
「一つ一つは小さい砂粒でも、長い年月かけて集まってくるとそれが結果、最終的には大きな岩になる」という意味。積立投資がまさにそうだ。毎月は1万円かもしれないし、決して大金ではないが、長いこと続けることによって、将来大きなお金になる。日本人の気質にも合っていると思う。

例えば、今回みたいに新政権ができたりすると、我々市場関係者やメディアは「目玉政策は何ですか?」とすぐ訊く。今の成熟した日本社会で目玉政策なんてゴロゴロあるはずはなくて、それよりも小石を積み上げるように、着実なものを1個1個やっていく。これが日本人の気質にも合うと思うので、ぜひそういう政権運営をしてほしい。