赤字が続いている宮崎県の県立病院の経営についてです。
30日の県議会特別委員会で、宮崎、日南、延岡にある3つの県立病院の昨年度の決算が報告され、純損益は42億8000万円余りの赤字だったことが分かりました。

これは、30日の県議会特別委員会厚生分科会で県が明らかにしたもので、宮崎、日南、延岡にある3つの県立病院の昨年度の純損益は42億8000万円余りの赤字でした。

これには、旧宮崎病院の解体に伴う19億円余りの特別損失も含まれ、赤字額は過去最大となっています。

一方、県立病院の収支計画をチェックするため県が設置したプロジェクトチームも点検結果を、今回、初めて報告しました。

それによりますと、純損益は2年連続の赤字となったものの、収支計画と比べ6億4900万円余り改善。

また、患者数と稼働病床利用率について、宮崎、延岡は前年度より増加している一方、日南は減少しているということです。

このため、日南病院では稼働率向上のため、今年12月から病床を52床削減する予定となっています。

プロジェクトチームによる報告は、年度内にもう一度実施されます。