「中国に良くない」印象の日本人9割超 一方、街中には両国をつなごうとする動きも

23年10月に発表された日中共同世論調査で、「相手国に対する印象」を尋ねたところ、中国に対して「良くない」印象を持つ日本人が92.2%と、調査開始以来2番目の高さに。
片や、日本に「良くない」印象を持つ中国人も6割を超えました。
そうした状況の中、市民の交流を絶やさず両国をつなごうとする動きも出てきています。
23年、東京・銀座にオープンした「単向街書店」。

中国で出版された本や日本の小説の中国語訳など約4000冊を扱っています。
週末には講演会などを開いて、両国の市民が触れ合う場を作っています。
中国の作家と共同で店を開いた松本さんは...

単向街書店 松本綾さん
「(日中関係は)何か問題があった時に交流をストップしたり、すごくもろい関係かなと。もうちょっと太い関係を築いていくためには、人間同士の直接の関わりと文化への理解が必要だと思う」
書店を訪れていた中国の人からも...
中国人の客
「私の子どもたちも日本の文化や歴史に興味を持っています。多くの中国人が日本を敵視しているわけではありません」

また、児童が亡くなった深センの日本人学校でも、今、多くの地元の人々が花をたむけ、その死を悼んでいます。
中国の人
「子どもは決して傷つけてはなりません」
「我が子が亡くなったような気持ちです。安らかに休んでほしい」
日中関係は、どこへ向かうのか。29日、日中国交正常化から52年を迎えます。














