石川県・能登地方を襲った豪雨から1週間。現地では今も行方や安否がわからない人の捜索が続いている。地震からの復興も思うように進まないという状況に豪雨の被害が重なり、地域の人からは「もう疲れた」という訴えが聞かれた。
輪島市・塚田川が氾濫 住民が語る恐怖

豪雨で住宅4棟が流された輪島市久手川町。集落を流れる塚田川沿いでは、2人の安否がわかっておらず、いまも懸命な捜索が続いている。行方不明になっている中学3年生の喜三翼音さん。自宅は塚田川の上流にあったが、基礎だけが残り家ごと流された。当時、輪島市では、午前8時から11時までの3時間で、220ミリの雨を観測した。塚田川が氾濫したのは午前9時半ごろだった。
山本恵里伽キャスター
「久手川町の塚田川に来ています。今は穏やかに川が流れているのですが、川岸には巨大な流木が大量に残っています」
川の氾濫を間近で目撃していた住民に話を聞くことができた。

塚田川沿いの住民
「普段、川幅は細いのですが、当時はあたり一面に川の水が流れていました。怖くて怖くて、とてもじゃないけど こんな家にいられないと思って」
普段は、畑のそばに川が流れ、のどかな風景が広がっているという。
塚田川沿いの住民
「水がガーッと大量に上から流れてくるんで、どこから来てるのこの水みたいな。もう本当怖かったです。本当にこの世のものと思えない怖さでした」

塚田川沿いの住民
「車で逃げようとしたら玄関を見たら電柱倒れてて、電線が(道を)塞いでて」
塚田川沿いの住民
「股下まで水に浸かって歩いて避難したんです。もう大変です」














