■細田氏に「忖度」? 関連指摘も対象外のワケ
この3人が自民党にどう報告するのか注目されますが、この中にひとりだけ、自民党から報告を求められていない人物がいます。それが、細田衆院議長です。
――旧統一教会との関係についてお答えにならない? 議長、はっきりしないと政治不信招きますよ
細田博之 衆院議長
「・・・」
細田氏はこれまで、マスコミの取材にも応じてきませんでした。立法府を司る「三権の長」という重職につきながら、説明責任を果たしていないのです。なぜ自民党は細田氏を報告の対象外にしたのでしょうか?
自民党 茂木敏充 幹事長
「党所属国会議員以外に調査をしている党はないと思っております」
衆参の議長は中立を保つため、任期中は「自民党会派」から離脱しています。これを理由に自民党は「所属議員ではない」として細田氏を報告の対象外としているのです。
自民党内からは…。
自民党関係者A
「おかしいよね。会合で挨拶とかしてるんでしょ?そんな人を調査しないのは明らかに忖度しているよね」
自民党関係者B
「あそこまでの有力者になれば、向こうから寄ってくるに決まっている。議長に気をつかって調査しないんだろうね」
報告書のとりまとめで、国民の信頼は取り戻せるのでしょうか。