岸田総理の後継を決める自民党総裁選は、27日、投開票が行われ、決選投票の結果、石破茂元幹事長が新しい総裁に選ばれました。
石破氏は宮崎県内の党員票でもトップの票を集めていました。

過去最多の9人が立候補した自民党総裁選挙。

国会議員票368票と党員・党友票368票のあわせて736票で争われた1回目の投票では、高市氏が181票を獲得しトップとなりましたが、過半数を獲得できず、154票を獲得して2位になった石破氏との決選投票となりました。

そして、国会議員票368票と都道府県連票47票のあわせて415票で争う決選投票では、高市氏が194票、石破氏が215票となり、石破氏が自民党の新しい総裁に選ばれました。

石破氏は、衆議院鳥取1区選出の67歳。1986年に初当選し、総裁選は、5度目の挑戦でした。

(自民党 石破茂新総裁)
「岸田総裁が大変な決意を持って、その職を辞され、自由民主党が生まれ変われるように、もう一度国民の信頼を取り戻せるようにご決断をなさいました。私ども一丸となって、それに応えていかなければなりません。この日本国をもう一度皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、石破茂全身全霊を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます」

県内の党員票でも石破氏は最も多くの支持を集めました。
開票の結果、県内の党員票は、1位の石破氏が2595票、次いで高市氏が2133票、小泉氏が1951票、林氏が1160票などとなりました。

また、MRTが県関係の国会議員に取材したところ、1回目の投票では江藤拓議員と武井俊輔議員が林氏、古川禎久議員が小泉氏、松下新平議員が石破氏、長峯誠議員が高市氏に投票。

そして、決選投票では、江藤議員、長峯議員が高市氏に松下議員、古川議員が石破氏に投票。武井議員はどちらに投票したかは明らかにしませんでした。

石破氏は、来月1日召集の臨時国会で、第102代内閣総理大臣に指名される見通しです。