宮城県内では10月から養殖カキの水揚げが始まる見通しです。このカキの養殖で行われている「ある作業」が生産量の増加や品質向上に繋がっていることが東北大学の研究で明らかになりました。一体、どんな作業なのでしょうか?
カキをお湯につける?
気仙沼市唐桑町の宿舞根漁港、穏やかな湾内ではカキの養殖が盛んです。

カキ漁師の鈴木芳則さん。いかだからカキをクレーンで吊り上げると、船にあるお湯の中へ。お湯の温度は70度。10秒ほど浸すと再び海の中へ戻しました。

こうした作業は「温湯処理」と呼ばれ鈴木さんは20年ほど前から行っています。
カキ漁師 鈴木芳則さん:
「(温湯処理は)むきの状態によって初むきの2ヶ月前に行います。年2回、もしくは1回」

では、なぜ「温湯処理」をするのでしょうか?