身入りが良くなるワケ

カキ漁師 鈴木芳則さん:
「みんな死んでいる(付着物が)ほとんどゼロです。やはり温湯処理をすると身の入り変わってくるし、作業が楽、ゴミが無くて」

この「温湯処理」に注目し研究した東北大学の坂巻隆史准教授です。坂巻准教授らは志津川湾内のカキ養殖場でおよそ5か月間「温湯処理」の実験を行いました。

東北大学工学研究科 坂巻隆史准教授:
「(温湯)処理をした場所と、していない場所を作り、それを比較する研究。それぞれの場所で海の中を漂う物質や海底に沈む物質、またカキそのものをサンプリングして、物質の動態を理解する研究をした」