海底を汚すのを防ぐ?
東北大学工学研究科 坂巻隆史准教授:
「海底に沈んでいく有機物を大幅に削減できる。これは海底を汚してしまうが、その量を減らす効果が実証できた」
カキ漁師の鈴木芳則さんも温湯処理の効果を実感しています。
カキ漁師 鈴木芳則さん:
「(Q 温湯処理をするとしないのでは)全然違う。カキの栄養素はみんな競合しているので取り合いなので。(付着物を)除去してやるとカキがプランクトンを独り占め出来るので身の入りが非常に良くなる」

手間暇かけて育てているカキ。10月中旬に出荷される予定です。
坂巻准教授によると、カキの餌となる植物プランクトンなどにも限りはあるのでいかに効率的に生産するかが重要。「温湯処理」はそうした効率化や生産量の増加につながる良い事例だと話していました。