農林中央金庫が外国債券の運用に失敗し、巨額の損失を抱えている問題で、農林水産省は27日、原因を検証するための有識者会議を初めて開きました。
農林中央金庫はアメリカ国債の運用失敗などで、来年3月期の最終赤字が1兆5000億円規模になる可能性があります。
これについて農水省は、メガバンクは今年3月期の決算で過去最高益を更新しているなどと指摘し、原因の検証が求められていると説明しました。
農林水産省 杉中淳 経営局長
「将来に向けて農林中金の資産運用をよく分析をして、課題を明らかにするということに意義がある。農業経営基盤の強化や食料システムの発展に資するものとなることを強く期待」
きょう、初めて開かれた会議には金融や農業に詳しい専門家に加えて金融庁も参加。農林中金の運用実態やガバナンスに問題がなかったか、そして、農林水産業への融資の拡大などを議論したということです。
今後、有識者会議は数回開催され、年末年始をめどに提言の取りまとめが行われる見通しです。
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