70年前の9月26日、洞爺丸台風によって国内史上最悪の海難事故が起きた日です。
慰霊碑がある北海道北斗市では慰霊祭が行われました。

26日午前、北海道北斗市七重浜の慰霊碑で、洞爺丸台風による犠牲者を悼む慰霊祭が行われました。

最大瞬間風速57メートルという猛烈な風を伴った洞爺丸台風は、函館湾内に避難していた青函連絡船5隻が沈没、乗客・乗組員あわせて1430人が死亡・行方不明になっています。

 中でも豪華客船「洞爺丸」は慰霊碑からわずか700メートル沖に沈没、1155人の犠牲者を出しました。

 遺族は…
「こういう大きな事故があったことを皆さんに知ってもらって」
「洞爺丸みたいな被害を繰り返さないように」

生存者や遺族の高齢化が進み事故をどうやって語り継いでいくか、課題になっています。

洞爺丸台風は、海難事故だけではなく、岩内町で住宅の8割を焼く大火も引き起こしました。

70年の時を経て、今なお語り継ぐものは何か考えます。