貧困などの理由で十分な食事をとれない子どもたちを支援する取り組みです。
宮崎県内のスーパーや子ども食堂などと連携し、食品提供の支援を行う「宮崎県フードバンク」が宮崎市に開設されました。

「宮崎県フードバンク」は、県内の子ども食堂や子ども宅食、それに、子どもの学習支援などを行っている団体へ食品や学用品などを届けるための拠点として、県が開設したものです。

食品を届ける支援は、これまで県内各地にある民間団体がそれぞれ行ってきましたが、「宮崎県フードバンク」ではスーパーなどの企業や各地の支援団体などと連携することで、県全体での食品提供の支援体制を目指します。

この事業は、今年度と来年度の2年間行われ、「宮崎県フードバンク」では、企業などから受け入れた食品の管理や提供、それに。子どもの居場所などに関する相談などにも対応するということです。

(宮崎県フードバンク 瀬戸口康成センター長)
「県内に住んでいる子どもたちが、この場所に行けばお腹いっぱい食べられるよということが、県内どこででもつながるようにということを将来期待していただけるようになると思う」

「宮崎県フードバンク」では、連携する子ども支援団体を今後さらに増やし、食品提供を長く続けていける仕組みを作っていきたいとしています。