岩手県が公表した2028年度までの財政の中期見通しで、歳出超過が年度ごとで最大190億円生じることが分かりました。

これは24日、県が開いた来年度の予算編成連絡会議で示されたものです。
2024年度から2028年度まで5年間の中期財政見通しによりますと、予算の歳出が歳入を上回る「収支ギャップ」が年度ごとで99億円から最大およそ190億円生じる見込みです。

給与の見直しや定年退職の引き上げによる人件費の他、金利の上昇に伴う地方債の返済額の増加が主な原因だということです。
このため県は来年度の予算編成ですべての事務事業をゼロから見直して財政の健全化を進めながら、削減した分を重点課題の人口減少対策などへ充てる方針です。