被害の状況は…輪島市長「行方不明者が10人いる」

被害の情報です。
県や消防によりますと、珠洲市若山町広栗で、70代の男性が自宅にいたところ土砂崩れに巻き込まれ死亡が確認されました。死亡した男性の親戚は「ずっと男性を呼んだりしていた。『どこにおるか』と呼んでいたけど、だめやった。何も返答がなかった」と話していました。

石川県珠洲市(21日)

珠洲市真浦町では70代の男性が、能登町北河内では高齢の女性が川に流されたほか、輪島市町野町西時国では高齢女性1人が崖崩れに巻き込まれ、生き埋めになるなど、これまで3人の行方が分からなくなっています。

また国土交通省能登復興事務所によりますと、21日午前9時半ごろ、輪島市門前町の国道249号「中屋トンネル」付近で土砂崩れが発生し、地震からの復旧工事にあたっていた作業員4人と連絡が取れず、安否が分からなくなっています。中屋トンネルの出口はいずれも大規模な土砂崩れが発生していて、午後6時現在、トンネルの中で作業員およそ20人ほどが取り残されているということです。

災害対策本部員会議

また先ほど県の災害対策本部員会議にオンラインで参加した輪島市の坂口茂市長は、市内に行方不明者が10人いると発言していて、被害の全容は明らかになっていません。