能登半島地震の被災地を、今度は大雨が襲いました。

石川県内は能登地方を中心に経験したことがないような大雨になっていて、輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報が発表されています。最大級の警戒を続けてください。

石川県輪島市(21日午前8時ごろ)

MRO北陸放送・野﨑まどか 記者「輪島市門前町の八ヶ川です。住民は『地震で堤防が下がったことにより氾濫したのでは』と話しています」

21日午前11時、氾濫が確認された八ヶ川です。周囲の田んぼを覆い尽くすように泥水が流れ込みました。住民の男性は「(堤防が)1メートルか2メートル高かったんやけど、この1月1日の大地震で沈下したわけやね。そのために水が溢れて、田んぼの中へ流れている」と話していました。

輪島市内の道路は冠水し、自宅に帰ろうとする住民も、Uターンを余儀なくされました。仕事帰りだという女性は「ここもアレだけど、ここに来るまでも酷かったから『えー』と思って、一応来たんだけど。踏んだり蹴ったりやね」と話していました。