師匠が語る怜央くんの強みは「正確さ」と「鋭さ」

 黙々と勉強していると、午前10時ごろ、1人の“お客さん”が…。

 「おはようございます。きょうは怜央くんの囲碁の勉強を教えに…」

 いらしたのは、怜央くんをプロ棋士に育てた師匠の星川拓海五段です。週1回、指導にやってきます。
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 囲碁は白と黒で交互に石を置き、自分の石で囲んだ領域の広さを競い合います。お互いに先を読み合って石を置いていくのですが、辻アナウンサーは怜央くんの打つスピードに注目。星川五段が石を置くと、怜央くんはすぐさま打ち返します。

 (怜央くんの師匠 星川拓海五段)
 「手が速いので多分、研究済みなのかなっていう感じはしますね。読みがすごく速いです。正確さとか鋭さっていうのが彼の1番の強みかもしれないですね。はじめのうち(約1年前)は自分の方がだいぶ余裕があったので、手合割(ハンデ)としては定先(怜央くんが先手)くらいかなっていう感じで。ただ、2年生で(ハンデが)定先だけというのはちょっと聞いたことがなかったので。その2か月後くらいにはもう互先(ハンデなし)で、私が負けだしましたから、すごいなと…」
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 そこで、小学生でアマチュア六段、高校生で日本一になった実績を持つ辻アナウンサーが怜央くんに挑戦!辻アナウンサーが打っていきますが…。

 (辻アナ)「(打つのが)速いな…。隙を一瞬も見逃してくれないですね」

 この後も怜央くんの素早い攻撃は止まることなく、打ち始めて10分程で…。

 (星川五段)「ちょっと厳しいですか…」
  (辻アナ)「もう太刀打ちできませんでした。ありがとうございました」

 怜央くんが勝利しました。

 (辻沙穂里アナウンサー)
 「私が考えていることはたぶん全てお見通しで、慎重でありながら攻めも強くて、性格も一緒なのかなと」