続いて訪れたのは、長岡市の旧山古志村。
中越地震の被災地には、震災の記憶を今に伝える拠点=「中越メモリアル回廊」が整備されていて、20日のツアーは1日でその7つの拠点をめぐる特別なものです。

震災当時の山古志村職員 青木勝さん
「『地域の力』をどれだけ発揮できるかということが、大きな災害の場合の復旧・復興に一番重要になってくる」

集落ごと水没してしまった旧山古志村の木籠集落。当時の様子を伝える震災遺構です。

横浜から
「そこに住んでいる人のつながりだとか、もともと、どういうふうに暮らしていたかという、力がすごく大切だと思っていて、そんなところを自分も意識して、これから暮らしていきたいなと思います」

東京から
「自分がいる地域だけでなくて、常に日本のどこかで震災が起こっているということは気にして、助け合いたいなと」

中越地震から20年の今年、参加者は改めて復興の在り方や災害への備えについて思いを深めていました。