2004年に発生した中越地震から今年で20年です。
当時の記憶をたどる特別なツアーが企画され、全国から参加者が集まりました。

バスから続々と降りてきた参加者たちが訪れたのは、小千谷市にある「おぢや震災ミュージアムそなえ館」です。

おぢや震災ミュージアムそなえ館 小林真弓さん
「小千谷市は当時1万899軒の建物があったんですけれども、そのうち被害がなかったのがたった7軒だけ」

2004年に発生した中越地震では、県内で12万棟以上が被害を受け、68人が犠牲となりました。地震発生当初には、およそ500人が身を寄せ合い、農業用のビニールハウスで避難生活を送っていたという話など、参加者は熱心に耳を傾けました。

おぢや震災ミュージアムそなえ館 小林真弓さん
「電気が、長いところで11日間、ガスが52日間、水道が38日間止まった。だいぶ長い間、日常通りには生活できなかった」