ドジャースの大谷翔平選手が、ついに51ホームラン・51盗塁の偉業を達成しました。

大谷翔平選手 史上初「51-51」を達成

南波雅俊キャスター:
大谷翔平選手の偉業をみていきます。
ドジャース対マーリンズの試合で6安打、3HR、10打点、2盗塁という結果を残しました。

第1打席:ツーベースヒット 50盗塁
第2打席:タイムリーヒット 51盗塁
第3打席:タイムリーツーベース
第4打席:2ランHRで49号
第5打席:2ランHRで50号
第6打席:3ランHRで51号

3打席連続のホームラン…ものすごいです。前人未到の「51-51」ですが、偉業は他にもあります。

日本人選手のシーズン最多打点は2005年の松井秀喜さんの116打点を超え、120打点となりました。“ゴジラ超え”とも言われ、ナ・リーグで1位となっています。(日本時間20日時点)

そして、“世界の盗塁王”に肩を並べました。ホームランと盗塁を同じ試合で(1シーズンで)記録した試合が13試合ありましたが、これがMLB1位タイとなりました。MLB史上最高1番打者のリッキー・ヘンダーソン氏に並ぶ記録となります。

MLB評論家の福島良一さんによると、「パワーヒッターとして“規格外の速さ”」ということです。

過去5シーズンの中で、ホームランを50本打った人の盗塁数ですが…

2019年:ピート・アロンソ(メッツ)53-1
2022年:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)62-16
2023年:マット・オルソン(ブレーブス)54-1
2024年:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)53-10

50盗塁には到底達しません。

ホームランを打つためには体を大きくしたりパワーをつけなければいけないので、走るスピードは出にくくなるといわれています。その中で50盗塁を達成しているので、ものすごいことなんです。

偉業達成の裏では“不名誉記録”に終止符を打っていました。MLBで865試合出場した中で“プレーオフ未経験”は現役選手で最長でしたが、20日(日本時間)に12年連続プレーオフ進出、初出場を決めました。