■懸命の捜索続く… GPSで水流調査も実施

ホランキャスター:
怜音ちゃんの行方はまだ分かっておらず捜索が続けられています。警察や消防などが協力して懸命の捜索を行ってきました。例えば、自宅周辺の川や用水路、上空からヘリ・ドローンでの捜索です。ほかにも川の河口付近での船による捜索、無人潜水機を投入するなど、様々な可能性を考えて捜索していたんですね。
万が一、用水路や川に落ちてしまった場合どういったルートを辿るのかという捜索、検証も行われました。

警察は8月26日、用水路の水量を調査するために、GPS入りの容器を自宅近くの用水路に落とし流しました。そこからGPSは祖父川を辿り、一級河川の小矢部川に合流して、そのまま富山湾へ流れ出たということです。ですから、万が一落ちてしまっていたら、海まで行ってしまう可能性もあるということなんですね。
今回、子どもとみられる遺体が見つかったのは、その河口付近から約9キロ離れたところだということなんです。
そしてボランティアによる捜索も続けられてきました。

8月27日には地元の自治会長が「警察と連携しながら、最後の最後まで発見する」と強い思いを口にしました。自治会の呼びかけなどにより、8月27日と28日の2日間には、のべ835人の地元住民やボランティアが捜索に参加したということです。皆さんとにかく怜音ちゃんが見つかってほしいということで、懸命に捜索を続けています。
先程もお伝えしましたが、怜音ちゃんは身長が約80センチ、半袖半ズボンの水色のパジャマを着たままいなくなってしまったということです。はだしとみられるということです。
現在も捜索が行われていますが、もし何か手がかりをご存知の方は高岡警察署(0766-23-0110)まで情報をお寄せください。

井上キャスター:
視聴者の方の中にも同じぐらいの年頃のお子さんがいる方もいらっしゃると思います。ニュースを見ているだけで辛いという方も多いかと思います。今もなお懸命な捜索活動が続けられています。
田中氏:
ボランティアの皆さんも心身ともにお疲れかと思います。手がかりが少しでもあるといいなと思います。どなたにしてもご遺体が見つかるって悲しいことですよね。
井上キャスター:
これからは一縷の望みを繋いでということになりますが、ご両親のメンタル面のケアもしっかりやっていっていただきたいなと思います。
田中氏:
原因がわからないと皆さんで色々考えてしまい、そのことによって親御さんがおつらい思いをする可能性もある。親御さんが苦しいとき、辛い時に色々な方に声をかけられるような、そういう人の繋がりが周りにあるといいなと思います。