9月4日、富山県氷見市の沖合で子どもとみられる遺体が見つかりました。近隣の高岡市では8月から2歳の男の子が行方不明となっていて、海上保安部などが関連を調べています。男の子の懸命な捜索が続けられる中、現在までの経緯をまとめて解説します。

■富山沖で遺体発見 「1歳半~3歳」の「男児」か

ホラン千秋キャスター:                              
関連があるかどうかについてはまだわかっていません。子供とみられる遺体が見つかった場所を確認していきましょう。富山・氷見沖です。富山湾なんですけれども、氷見漁港から東北東に約4.7キロ離れた辺りで見つかったということなんです。

9月4日午前9時23分頃、釣りをしている人から「浮いているものがある」という通報が海上保安部にありました。現場で、子どもとみられる遺体が見つかったということです。発見時は腐敗が進んでいて、性別は不明、衣類や所持品など着用しているものはありませんでした。

その後、司法解剖の結果が発表されました。
▼遺体は男性
▼年齢は1歳6ヶ月~3歳程度
▼身長は80センチ~100センチ程度                         
▼死後1か月以内で、死因は不明

■不明2歳男児との関連は? 不明当日には「大雨・洪水警報」も

そして関連を調べているのが、8月に行方が分からなくなった高岡市の髙嶋怜音ちゃん、2歳です。

8月20日の午後6時45分頃、行方が分からなくなりました。母親が目を離した約5分の間に自宅の勝手口から外へ出てしまった可能性が高いということなんです。身長は約80センチで、半袖半ズボンの水色のパジャマを着用していました。

怜音ちゃんが行方不明になった当日、この地域には大雨・洪水警報が出ていました。雨自体は小康状態でしたが近くの用水路や川の流れが速かったり増水していた可能性があります。

井上貴博キャスター:                               
この辺りは土地柄、防犯カメラも少なく、当時は大雨で車の通りも減少していてドライブレコーダーの映像も少ない。手がかりがなかなか掴めないというところです。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京氏:                   このニュースはとても記憶に残っていて、当たり前の日常のなかの、ほんの一瞬の出来事だったと記憶しています。

まだ何もわからず、お子さんのご遺体だということだけですが、まず誰なのか分からないので。なぜそうなってしまったのかも知りたいですが、今の段階では時間がかかりそうですね。重いニュースですね。