半年間の成果を披露
積み重ねてきたトレーニングの成果は、結果にも現れています。

青柳さん「入学当初の走力養成(3.5キロ走)では20分台だったけど、放課後に班の人たちと一緒に走ったりして、今では自己ベストを17分台に縮めることができました」
半年前は最下位だった3.5キロ走ではゴールした後に仲間を応援するまでに。一緒に走った教官も成長を感じていました。
田尻泰治 教官「3.5キロ走が20回あったんですけど、1回も休むことなくずっと頑張ったのが1番じゃないかなと。本当に強くなりました、うれしいです」
半年間の訓練を耐え抜いた青柳さん。あとは、卒業式を残すだけとなりました。
青柳さん「半年間頑張ってきた成果をお父さんに見てほしいなって思います」
卒業の日 父から見た娘の姿は

こうして迎えた卒業の日は、半年間の訓練の成果を披露する場でもあります。
成長した娘の姿を見た、現役消防士の父・雄二さんは。
父・雄二さん「4月に入校した時と比べると心身ともに大きく成長したなと。感無量、これからまた頑張ってほしい」
そして、青柳さんの目標は。
青柳さん「『消防士になれたよ』と報告したときに家族や周りの人たちがすごく喜んでくれて。その人たちが困っているときに一番最初に駆け付けて安心させてあげられるような消防官になりたい。父の気持ちと地域の方の気持ちに応えられるように、仕事を頑張っていきたいと思います」
大切な人たちを守るため、そして「現場で絶対に死なない」ため、誰一人欠けることなく訓練を終えた71人の新人消防士たち。
翌日からそれぞれの所属に戻り、いま、消防の最前線に立っています。
