ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から半年以上が経過し、岡山・香川にも戦火から逃れ避難する人が増えています。

きょう(5日)総社市は、避難してきた女性を臨時職員として採用しました。



「市民生活部人権・まちづくり課勤務を命ずる」

きょう辞令が交付されたのは、チジェンコ・アロナさんです。チジェンコさんはウクライナの首都キーウから先月、総社市に避難してきました。


自身の経験を市内の小中学校で語るなど、平和学習に携わる予定です。

(チジェンコ・アロナさん)
「この仕事に責任を感じています。もっと総社市と市民の皆さんのことが知りたいです」



(片岡聡一 総社市長)
「国際社会の在り方を、アロナさんから我々が学んでいくべきだと思っています」



辞令交付後チジェンコさんは早速、先輩職員の指導を受けながら、業務に取り掛かりました。


(チジェンコ・アロナさん)
「働くことにわくわくしていますが、期待と不安が入り混じっています。職員はみんな優しくて、『家族のように感じてほしい』と言ってくれました」


チジェンコさんが市内の小中学校で行う平和学習は、今月半ばにも始まる予定です。