病気や障がいなどで医療的なサポートが必要な子供「医療的ケア児」が青森県田舎館村で初めて保育園への入園を目指しています。これを受けて18日、園の職員を対象にした研修会が開かれました。
医療的ケア児の研修会は田舎館村の光田寺保育園で開かれ、保育士や看護師などが参加しました。
現在、入園を希望している医療的ケア児の1歳の男の子は気管を切開して特殊な器具を装着しています。このため、研修では講師がモデルを使いながら気管の様子や対処方法などを説明しました。
保育士
「研修を受ける前の漠然とした不安はだいぶ軽くなった。どこまで保育の活動が広がっていっていいのか、まだちょっと不安は残る」
県内では、2022年度から2024年5月までに医療的ケア児20人が11の保育園に入園していますが、受け入れる側の施設にとっては「スタッフの確保」や「経費面」などがハードルとなっています。
光田寺保育園 福士敬博 園長
「国の事業内容が医療的ケア児がいる時は予算が来るがいなくなれば予算がカットされる。看護師を維持するためにはちょっと乱暴な事業内容」
県や田舎館村は、医療的ケア児の今年度内の入園を目指していて、保育園と体制づくりなどについて協議を重ねていくことにしています。














