神様、航海安全で大漁ください…
午前5時。セリが行われる漁港の市場に東海さんの姿がありました。
網漁師 東海勝久さん:「これ、のどぐろです。最近でいうとちょっと少なめです」
今シーズンの万葉かれいの壊滅的な不漁を受け、最近はのどぐろやヤナギバチメなど他の魚種に狙いをしぼっていました。
網漁師 東海勝久さん:「かれいはこのあと取りに行きます。1か月ぶりくらい。正直もう今日これで(カレイが)かからないようなら、年内どうなるんだろうという思いも正直あります」

網漁師 東海勝久さん:「行ってみてその魚を見て、魚の水揚げ具合とか、魚の状態から察するので、魚から学ぶと、行ってみないとわかりません」
1か月ぶりの漁へ。午前6時半、港を出発しカレイの生息域である沖合を目指します。

取材カメラマン:「何をお祈りされたんですか?」
網漁師 東海勝久さん:「西宮神社なんですよ。自分たち新湊の地元の漁師の崇敬社。ありがとうございましたは言っちゃダメなんです。(神様が)もう満足したろうって。終わっちゃうから。まだ足りませんまだ足りません。神様、航海安全で大漁ください。ずーっとわがまま言ってる方がいいんです」
