--二川浩樹 教授(広島大学)「口の中のむし歯菌を減らす効果がありますね。それから歯周病菌を減らす効果もあります。とにかくむし歯になったことがない人を探しました。そういう方が13人見つかって、その方々の唾液をいただいて42菌株の乳酸菌を分離して歯周病菌に効く菌をピックアップして。そういう口のトラブルを起こす菌に効くというようなものを探して、一番強い菌がL8020乳酸菌なんですね。」

二川教授がむし歯になったことがない人の口の中から発見したL8020乳酸菌は、むし歯や歯周病など口のトラブルに強い菌だといいます。実際に、広島大学歯学部の研究では、この菌を摂取すると2週間でむし歯菌や歯周病菌が2割ほどに減少したという結果が得られました。

--二川浩樹 教授(広島大学)「(歯周病菌は)糖尿病が悪化したり動脈硬化症を悪化させて、脳血管症や心疾患の原因になったり。高齢の方であればアルツハイマー病を悪化させることが知られているんですけど、そういうL8020乳酸菌が出している抗菌物質で歯周病菌の毒素を不活性化できることが分かっています。」

二川教授によると、歯周病菌から出る毒素が全身に伝わり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病につながるおそれがあるということです。

全身疾患につながる可能性のある歯周病を防ぐ効果が期待できるL8020乳酸菌は、現在、商品化され、「手軽に口のケアができる」と人気を集めています。

例えばこちらの「マウスウォッシュ」。使い方は、口に含んでそのまますすいだ後、はきだすだけ。朝晩の歯磨きの後に使用すると効果的です。

こちらは、L8020乳酸菌を使用した歯磨きジェル。歯ブラシにつけて歯磨きをするだけで予防効果が期待できます。

普段の歯磨きに加えて手軽なケアをすることで、80歳まで自分の歯を20本以上維持できるようにしたいですね。

『ステップ』
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年9月17日放送回より)