長崎原爆被災者協議会が被爆80年プロジェクトの一環として製作する「憲法9条の碑」について、高校生の案を基に作られたデザインが発表されました。

長崎原爆被災者協議会では来年迎える被爆80年に向けて取り組みを行っていてその一環として「憲法9条の碑」を建立する予定です。14日に開かれた会見ではデザインが発表されました。

(長崎原爆被災者協議会・監事・長野靖男さん)

「憲法9条から伸びた9つの掌が(地球を)支えている」

デザインは長崎工業高校の生徒から集まった321のアイデアのなかから学校と被災協による選考を経て2つの案をもとに制作されました。

(長崎原爆被災者協議会・理事・城臺美彌子さん)

「私たちが今まで平和できたのは9条のおかげなんだっていうことをつくづく思って。子どもたちに平和を残したい」

碑は平和公園周辺への設置を計画中で、被災協は今後、建立のための募金活動を行うことにしています。