九州北部地方では、11日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあり、気象台では注意を呼びかけています。

気象台によりますと、対馬海峡付近にある前線は11日にかけて九州北部地方付近に停滞し、九州北部地方では非常に不安定な大気の状態が続く見込みです。このため九州北部地方では、11日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。

長崎県では、降り始め(9日12時)から10日16時までの降水量(アメダスによる速報値)は、
・南島原市口之津 281ミリ
・雲仙岳     215ミリ
・島原      163ミリ
・平戸      143.5ミリ
・松浦      121ミリ

南島原市口之津では降り始めからの降水量が、9月の平年1か月分の降水量を超えています。

気象台では、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、また、これまでの大雨の影響により、地盤が緩んでいる所があるとして引き続き、土砂災害へ注意するよう呼びかけています。