来週金曜日に迫った自民党総裁選。各候補者が能登半島地震の被災地での復興などについての言及が相次ぎました。こうした中、投票総数の半数を占める国会議員票では小泉進次郎元環境大臣がトップに立っていることがJNNの取材で分かりました。あとを追うのは小林鷹之氏。先の読めない波乱含みの展開となっています。
「総理になったら」被災地の復興は

自民党の青年局・女性局が主催した討論会。会場が金沢市ということもあり、総裁選候補者らからは能登半島地震の復興などについての言及が相次ぎました。
高市早苗 経済安保担当大臣
「復興庁は東日本大震災被災地の復興のために頑張っている。たくさんの復興のノウハウがある。復興庁の機能を強化して全国各地の被災地の復興にも取り組めるようにしたい」
小林鷹之 前経済安保担当大臣
「能登半島ではいまだ復興途上にある行き場のない思いを抱えた被災地の皆様の感情、復興を急ぐことは当たり前ですけども、しっかりと寄り添っていきたい」
林芳正 官房長官
「1月1日から官房長官として陣頭指揮に立たせていただいた。20年に1回しか起きないような災害が毎年起きている。強靭化でもって災害の事前防災含めて安心をつくっていく」
小泉進次郎 元環境大臣
「私が総理総裁になったら東日本大震災の経験を活かして、石川県能登半島の復興が進まないのではないか、スピードが遅いのではないか、という多くのみなさんの思いにしっかりと決着をつけて復興の加速をしていきたい」
上川陽子 外務大臣
「外務大臣として1年、バイ(二国間)会談を約150回行ってきた。1月1日の能登半島地震以来、海外からたくさんのお見舞いと支援の手をいただいている」
加藤勝信 元官房長官
「(被災地の)声や要望を具体的を実現するため、私が総理になったら直ちに補正予算を編成し、具体的な取り組みを進めていく」
石破茂 元幹事長
「マグニチュード6以上の地震の2割は日本に集中している。『防災省』は必要。国民が守られねばなりません。体育館で雑魚寝、先進国では日本だけ。改めていかねばならない」
茂木敏充 幹事長
「能登半島地震の発災から9か月以上。私も被災地に何度も入った。復旧復興はまだ道半ば。引き続き全力を挙げて被災地の復旧・復興に取り組んでいく」
河野太郎 デジタル大臣
「ドローン『レベル3.5』という新しい制度をつくって、能登でも使っていただいているが、買い物になかなか行けないんだけどという物をドローンで配送する。新しい物流をどんどん規制緩和して、どの地域に住んでいても必要なものがしっかり手に入る世の中にしていきたい」